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シーズン23はまるごとワールドカップ。国を背負って戦う期間限定イベントに、ついに来た「リスポーン位置選択」——ロケリ最後の運要素は、"選ぶ"時代へ

配信日
著者
ひかるん
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日本時間6月11日(木)午前1時、『ロケットリーグ』のシーズン23が開幕した。
テーマは「FIFAワールドカップ2026」。現実世界のW杯イヤーに合わせて、ゲーム内でも自分の国を選んで世界と競い合う国別対抗イベント「Rocket League x FIFA World Cup 2026 LTE」が展開される。"世界最大のサッカートーナメントが、世界最大のサッカーピッチにやってくる"というわけだ。
そしてもうひとつ。今シーズンから、デモ(爆破)後のリスポーン位置を自分で選べるようになった。実力のゲームであるロケリにおいて、唯一ランダム性が残っていたのがデモ後の復活位置だった。その最後の運要素が、ついにプレイヤーの手に委ねられたことになる。地味に見えて、ゲームの根幹に触れる変更だ。
イベントの仕組みから新機能、報酬まわりまで、シーズン23の見どころを順に見ていこう。

国を背負って戦う「World Cup LTE」


今シーズン最大の目玉が、このワールドカップモードだ。
仕組みはこうだ。自分の代表国を選ぶと、無料のOctaneデカールとプレイヤータイトルが手に入る。そのいずれかを装備した状態でオンラインマッチでゴールを決めるたびに、自分の国へ1ポイントが加算される。さらにイベントの初週と最終週には期間限定モード「FIFA Soccar Strike」が開催され、こちらでは1ゴールにつき2ポイント、チーム全員が同じ国を選んでいれば3ポイントを獲得できる。各国の順位は公式リーダーボードでリアルタイムに確認可能だ。
つまり「とりあえず参加」ではなく、デカールかタイトルを装備して、自分でゴールを決めることが国への貢献になる。注意点として、国は選択後の変更はできない。ゴールドタイトル狙いの人は、押す前にひと呼吸置こう。
ちなみに執筆時点での日本の順位は、48ヶ国中37位(現在の首位はまさかのエジプト)。開幕直後とはいえ、なかなかに渋い位置からのスタートだ。裏を返せば、ここからの1ゴール1ゴールがすべて積み上げになる。伸びしろしかない。
スケジュール(日本時間)

  • 国の選択期限:7月14日(火)午前1時まで
  • イベント終了:7月21日(火)午前1時

報酬の受け取りにもポイント稼ぎにも、まず国を選ばないことには始まらない。何はともあれ、期限までに選択を済ませておきたい。

報酬は大盤振る舞い

  • イベント終了時、全プレイヤーに優勝国の国旗付き「World Cup Champion」タイトル+全48ヶ国のW杯デカールを配布
  • 優勝国を選んでいたプレイヤーには、タイトルのゴールドバージョンが付与
  • LTEチャレンジで記念のゴールエクスプロージョン、ブースト、汎用デカールを獲得可能
  • 全14個のW杯チャレンジのうち10個クリアで、車体「Hyundai Ioniq 6」がアンロック

参加するだけで48ヶ国分のデカールが手に入る以上、乗らない手はない。悩ましいのは国選びだ。日本を背負って戦うか、ゴールドタイトルを見据えて優勝候補に乗るか。筆者はもちろん日本一択だが、ここは各自の判断に委ねたい。

デモられた後、どこに立つかは自分で決める

シーズン23のゲームプレイ面における最重要アップデートが、リスポーン位置の選択機能だ。
オンラインマッチでデモされると、復活直前に小さなUIが表示され、自陣側のスポーン位置を自分で選べる。選択時間はかなり短く、入力しなければ従来どおりランダムスポーンとなる。コントローラーではデフォルトで左スティックに割り当てられており、キーバインドから変更も可能だ。
一見地味な変更だが、影響は小さくない。これまで「デモ→どこに湧くかは運次第」だった流れが、「デモ→最適な位置を選んで復帰」に変わる。あえてデモを取りに行く戦術の価値も、デモされた側のリカバリーの定石も、ここから組み直されていくはずだ。競技シーンでどう使いこなされるか、RLCSファンとしては注目せざるを得ない。

配信者待望の「ストリーマーモード」。実はパッチノートに書かれていない機能も


配信中のスナイプ(※有名配信者の試合に意図的にマッチングしに行く行為)対策として、設定に新タブ「ストリーミング対応」(英語版では「STREAM SAFE」)が追加された。パッチノートで告知されたのは名前の匿名化だが、実際にゲーム内を確認すると、それ以上の充実ぶりだった。
名前の匿名化

  • 「他のプレイヤーに対して自分の表示名を匿名化する」(オフ/味方のみ/相手のみ/全員)に加え、チームメイト・対戦相手の表示名も個別に匿名化できる
  • 匿名化された名前は「プレイヤー1」「プレイヤー2」のような汎用名に置き換わる
  • スコアボード、ソーシャルメニュー、ボイスチャンネル通知まで適用される
  • 保存リプレイの再生時は匿名化が無効になるため、VOD・切り抜き制作には影響しない
  • 匿名化中でも通報機能はそのまま使える

そして、マッチメイキング遅延スライダー
パッチノート未記載ながら、設定画面には「マッチメイキングの最大遅延時間」のスライダーが存在する。指定した秒数を上限にマッチング時間を意図的に延ばすことで、検索開始のタイミングを合わせて配信者のロビーへ割り込んでくる行為、つまりスナイプそのものを困難にする仕組みだ。Fortniteで先行実装されていた機能が、ロケリにも入ったことになる。
なお、新タブには自分のマッチング状況を他プレイヤーから隠せる「マッチメイキングのステータスを非表示にする」も新たに追加されたほか、シーズン4からあった既存機能「ストリーミング可能な音楽」(DMCA対象楽曲をフリー楽曲に置き換え/ミュートする設定)もここに集約。配信関連の設定がこのタブを見れば揃う構成になっている。
リプレイに実名が残る仕様も含めて細部まで気が利いており、配信者にとっても待望のアップデートと言っていいだろう。

「外部ツールでやってたアレ」が3つまとめて公式実装

コミュニティが長年MODや外部ツールで実現してきた機能が、シーズン23でまとめて公式実装された。

  1. スピード統計グラフ — 試合・トレーニング中に車とボールの速度をリアルタイム表示。設定からON/OFF可能
  2. ヒットボックス可視化 — 自分の車のヒットボックスをオーバーレイ表示。オフラインのフリープレイで利用できる
  3. ゴールスコアラー視点リプレイ — ゴールリプレイ中に得点者視点へカメラを切り替えるトグルが追加。全モード対応

特に注目はヒットボックス可視化だ。車体選びに迷っている人は、フリープレイで愛車のハコを一度眺めてみるといい。当サイトのヒットボックス解説記事と合わせて読むと、より理解が深まるはずだ。

 ロケットリーグのヒットボックス完全解説|結局どの車が強い?
https://rl-japan.com/articles/hitbox_analysis_2026

カスタムトレーニングは「エアリアル時代」へ

前回アップデートのランダム化ツールに続き、今回はショット開始時の車の状態までコントロールできるようになった。

  • 車の初速設定 — 開始時のスピードを指定可能。空中からショットを開始する設定にも対応
  • 車のピッチ角設定 — 初速と組み合わせることで、飛びながら始まる本格的なエアリアル練習が作成できる
  • ブースト量設定 — トレーニング再生時に、開始ブースト量をスライダーで指定可能

「ブースト30から始めるエアリアル」のような、実戦に限りなく近いシチュエーションを誰でも再現できるようになった。

ロケットパス&新アリーナ


今シーズンのロケットパスの目玉は新車体「Ryza T60」と、W杯テーマの「Ryza Trophy」。さらにアリーナ「Futura Garden」に夜バージョン(Night)が追加され、ライトアップされたピッチで戦えるようになった。

期間限定の小ネタも取り逃しなく

コミュニティスポットライトはMizu
シーズン23のコミュニティスポットライトには、カラフルで個性あふれる動画で人気のクリエイター・Mizuが選出された。6月18日(木)午前10時(日本時間)までにログインすると、無料の「Mizuista」プレイヤータイトルが付与される。受け取り期間が1週間と短い点には注意したい。

Jynxziとマッチングすると特別報酬

人気ストリーマーのJynxziと同じ試合になると、特別報酬が手に入る。

  • 同じチームで勝利 → 「Dad's Reinforced Chair」
  • 対戦して勝利 → 「Jynxzi's OG Chair」トッパー
  • 勝敗にかかわらず → 「BAZALRIGHT」デカール

つまり、当たった時点で何かしらはもらえる仕組みだ。また、シーズン中はTwitch・YouTubeのロケリ系クリエイター経由でアイテムコードの配布も予定されている。
拠点はフロリダなのでサーバーはおそらくUS-East。日本からの遭遇はかなりの強運が要りそうだ。

まとめ


国別対抗のW杯イベント、リスポーン選択、ストリーマーモード、トレーニング拡張。
告知物の華やかさと、ゲームの根幹に手を入れる骨太なアップデートが同居した、近年でも屈指の充実シーズンだ。
当面のやることは3つ。7月14日(火)午前1時までに代表国を選択し、6月18日(木)午前10時までにログインしてMizuタイトルを受け取り、あとはW杯チャレンジを10個クリアしてIoniq 6を確保する。
W杯イヤーの夏、ピッチの熱はゲームの中まで届いている。